事業概要

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水素供与手段の標準化

当会では、分子状水素の安全で効果的な投与方法について可能な限りの「標準化」をはかるとともに、分子状水素の医療利用を検討している医師の皆様に、それらを紹介・提案していきたいと思います。
分子状水素は、通常の医薬品のような有体的な化合物とは異なり、取扱い方によっては爆発の危険性もあるガス状分子です。また、目にも見えず無味無臭であるため、測定装置を介してその存在を確認するしかありません。点滴や注射として血管に投与する場合には、気泡の形成に気を配る必要もあるでしょう。
当会では、分子状水素を医療利用する際の標準的な取り扱い方について、医師の皆様にアドバイスさせていただくことを通じて、分子状水素を医療利用する「医家の創意」が正しく発揮されるようサポートしていきたいと思います。

関連団体への啓発活動

分子状水素の効果がとりわけ期せる疾病領域をいくつか絞り込み、その効果を標ぼうすることに対して制度的な承認をきっちり取得する必要があります。
分子状水素を医薬品や医療機器として臨床開発するためには、製薬企業や医療機器メーカーなどとの共同作業が望まれますが、そこへ至る「地ならし」としても、まずは医師たちが積極的に、(分子状水素がすでに「飲料」として市販されているという状況を踏まえつつも、)分子状水素が、医薬品または医療用物質として扱われるに足る効果のシャープさ、生体に対する安全性を備えていることを、関係官庁や関連団体に対して地道に啓発していくことは有効です。
私たちは、分子状水素の医療利用や研究に携わる方たちと密に情報を交換し合いながら、学術的であるとともに政治的でもあるような、制度的・社会的実践を積み上げていくことを通じて、分子状水素にかかわる「新技術」が正しい仕方で社会に根付いていく土俵を整備していきたいと思います。